毛ジラミとアタマジラミの違い

毛ジラミとは

毛ジラミの体長は、1mm~2mm程度でアタマジラミよりも丸い形をしています。見た目の印象からすると、アタマジラミの腹部が小さくなったような形をしています。

では、毛ジラミとアタマジラミでは、どのような違いがあるのでしょうか?

大きく異なるのは、感染しやすい対象の違いです。

子供の頭髪に感染しやすいアタマジラミに対し、毛ジラミは、成人男女の陰部に感染する事が多く、そのきっかけは性交渉が大半のようです。

また、寄生されると激しいかゆみを伴う事も多くあります。

かゆみを自覚するようになるのは、感染後1ヶ月~2ヶ月程度とタイムラグがあるそうですが、感染後から時間が経過している事で毛ジラミの数が増えてかゆみを伴う割合が多くなるようです。

ただし、痒みの度合いには個人差が有り、数匹程度が寄生しているだけでも激しいかゆみを伴う事もある一方、数十匹となっても全くかゆみを感じないケースもあると言います。

宿主を吸血した毛ジラミは、血液から栄養を吸い取り枯渇したものをフンとして排出しますが、これが皮膚に残ったり、または、下着に付くことで黒い点の汚れが付着するようになります。

皮膚が色素沈着する恐れ

皮膚の咬まれたところからヘモジデリンというヘモグロビン由来の血を含む成分が浸透し、これが、色素沈着を引き起こす事があるようです。

また、一般的に陰毛から陰毛へ感染し、そこに寄生するというのが毛ジラミの特徴ですが、肛門周辺や脇毛など、陰毛以外の部分へ感染する事もあり、また、中には、頭髪へ感染する事も稀にあるようなので、油断できません。

毛ジラミが男性の頭髪に感染するのは稀らしく、幼児や女性の場合は、感染する事があるようです。

生息(寄生)場所がアタマジラミとは異なる

毛ジラミという寄生虫を知っている人は、どれくらいいるのでしょうか?

成人しているというのに、本当にまったくと言って良い程、存在自体知らなかったなんて人も少なくないと思います。私自身も毛ジラミになることも周りにそういう人もいなかったので、全然知る由もありませんでした。

というか、シラミなんてどれも一緒だと思っていて、アタマジラミの認識と混同していたんです。

しかし、毛ジラミはアタマジラミとはまた違うシラミの一種だそうです。具体的には、アタマジラミは頭部を中心に生息しますが、この毛ジラミは陰毛部分を中心に生息する性質を持ちます。

吸血する寄生虫ということで、すぐに思い浮かんだのは、蚊のような痒みを引き起こさ無いのかなと思ったんですが、やはり、痒みがあり、それが出ると結構辛いらしいです。

シラミでよくある強い痒みという症状も、陰部周辺の皮膚に生じるとのことでした。頭とは違って、陰部周辺となると、なかなか掻きにくい場所ですから厄介ですね。

では、毛ジラミに感染しないためには、何を注意すべきなのでしょうか?

基本、毛ジラミも他のシラミと同じく、主に接触によって他人に感染するそうです。そのため、毛ジラミが陰毛に寄生している状態で性交渉をしない限り、まず感染する心配は無いとのことでした。

実際のところ、毛ジラミに寄生されると本当に陰部周辺が痒くて、性交渉どころじゃないそうなので、性交渉の際に相手方に一応毛ジラミ症のような症状が無いかだけ聞くので十分だと思います。

しかも、痒み以外にも注意しなくてはいけないことがあるらしく、下着にシミのような斑点がつくことがあるそうですが、これは、毛ジラミが出した血液。つまり、毛ジラミのフンということになりますね。

男性であればそこまで気にしなくても良いかもしれませんが、女性であれば、お気に入りの下着に、黒い点々が残っているようなら、ショックが大きいかもしれません。

そうならない為にも、気づいたらすぐに対策が大切ですね。

卵を取り除かないと症状は改善しない

毛ジラミは、寄生虫の部類に入りますから、肉眼では目視できないというイメージが、個人的には強く持っています。しかし、実際のところ、毛ジラミの成虫は1~2㎜ほどあるため、よく観察すれば肉眼でも比較的簡単に目視できるそうです。

もちろん、それは毛ジラミの知識を持っていた場合に限られ、形も丸に近いということから、毛ジラミについて知らなければ、ただのシミなどにしか見えないみたいです。

となると、その目に見える成虫を取ってしまえば、毛ジラミ症を直すことができるのでは、と思ったのですが、実際のところはそう簡単な話ではないみたいです。

なぜなら、毛ジラミの成虫は、陰毛上に卵を産み付けている場合がほとんどだからです。

つまり、毛ジラミの成虫を除去して一時期は症状が改善しても、卵が孵ってしまえばまたぶり返す。幾らとってもキリが無いなんてことにもなり兼ねません。

そして、孵った成虫がまた陰毛に卵を産み付けて、ということになりますから、正に無限ループの状態になるみたいです。そのため、毛ジラミ症が疑われる場合は、早めに市販されている薬用シャンプーやパウダーを使用し、卵ごと毛ジラミを除去するのが一番無難とのことでした。

実際に毛ジラミになった人の体験談を聞くと、カップルで陰毛を剃って卵が増え無いように対処するなんていうやり方も有るようですが、今では、そんなことしなくても毛ジラミを除去する事の出来る製品があるようです。

最近知ったのですが、その製品は、今までとは全く別の方法で毛ジラミを除去するので、人への安全性も高く、毛ジラミの駆除にも向いているとのことでした。

毛ジラミの卵の取り方は?

毛ジラミで面倒なのは、成虫よりも卵だそうです。

毛ジラミの成虫は、大きさとしては1~2㎜ほどあり、目でもはっきり分かるため、指でつまんだりブラッシングしたりして、除去することができるみたいです。

と言っても、毛ジラミを知らないとただのシミにしか見えないそうなので、この辺を気を付けなくては、気づいた頃には、ものすごい数になってしまっていたなんて状況に愕然とするかもしれません。

しかし、毛ジラミにより陰毛に産み付けられた卵は、大きさ的にブラッシングでは除去できず、なかなか目視も難しいため、爪で簡単に潰せるとは言え、なかなか取り切ることは難しいのだとか。

では、毛ジラミの卵は、どのように取れば良いのでしょうか?

直接取り除く作業には、こうした専用のクシを使うのが適しています。陰毛にしっかりくっついている卵も除去する事ができるような目の細かいものです。

また、従来のシラミ駆除剤ではを殺す事が出来いので、クシが無い場合ですぐ駆除したければ、陰毛を全部剃るしか方法は無かったようです。

スミスリンシャンプーなら、3~4日に1回洗うと2週間程で毛ジラミの成虫や幼虫は除去できるとのことでした。しかし、フェノトリンという成分は農薬などに含まれる殺虫剤と同じ成分なので、その辺が健康的な部分で気になるものです。

今は、シラミンローションのように卵も同時に駆除できる製品があるので、これを使いつつ専用のクシを用いれば、剃毛せずに一網打尽も可能という事ですね。

アタマジラミとは感染の仕方が異なる

シラミと呼ばれる虫といっても複数存在しますが、人に寄生するシラミにはどのような種類があるのでしょうか?

人に寄生するシラミは、アタマジラミ、毛ジラミ、衣ジラミの3種類だそうです。

中でも、アタマジラミや毛ジラミに感染することは、日本国内にいても多々あるため、特に注意した方が良いとのことでした。

しかし、毛ジラミとアタマジラミって、違う種類のシラミだったんですね。個人的には、呼び方が違うだけだと思っていたので(髪の毛も毛に入りますから)、ちょっと意外でした。

では、毛ジラミとアタマジラミでの違いは、一体何なのでしょうか?

まず、その大きさが違います。具体的には、毛ジラミが1~2㎜、アタマジラミが2~4㎜くらいだそうです。

また、寄生する場所も、毛ジラミは陰毛部分、アタマジラミは髪の毛であるため、同じ痒みの症状でも、生じる場所が陰部周辺の皮膚と頭皮と、大分異なるとのことでした。

毛ジラミとアタマジラミの大きさに関係しているかはわかりませんが、頭の方が面積が広く、陰毛部分の方が限られているので、そういうのもシラミの大きさに関係しているような気がしなくもありませんね。

また、感染経路は同じ接触ですが、陰毛部分の接触となると性行為以外あり得ないため、アタマジラミとは違い、毛ジラミの感染者は大人がほとんどだそうです。

こうして見ると、同じシラミでも大分違うんですね。ただ、毛ジラミでもアタマジラミでも、同じシラミ用の薬用シャンプー又はパウダーで駆除できるため、そこまで厳密に違いを理解していなくても、問題は無いとのことでした。

どちらも、自覚症状が有ってもなくても不快感がなければ、すぐに対処しなくても何か辛いことになるというわけでもないようですが、周りの人に移すことを考えてしまうと、早めにどうにかしたいものですね。